警察庁・坂口長官、捜査管理の徹底を指示
28日、全国の警察本部長らを集めた会議が行われ、警察庁の坂口正芳長官は大分県警が団体の敷地内に侵入し、無断でビデオカメラを設置したことなどに触れ、捜査管理の徹底を指示した。
坂口長官は、今年6月、大分県警が参院選候補者を支援する団体が入る建物敷地内に侵入し、無断でビデオカメラを設置したことや、大阪府警で長期間、捜査書類や証拠物件が適切に管理されていなかった問題などを挙げ、不適切な事案が相次いでいると指摘した。その上で、適切な捜査指揮・指導をするよう全国の警察本部長らに対して指示した。
一方、同席した松本純国家公安委員長は、2020年の東京オリンピック・パラリンピック大会を見据え、「国際テロ対策は喫緊の課題であり、今この段階からなし得る対策を着実に実行してほしい」と求めた。