３１日のハロウィーンを前に、東京・渋谷には仮装を楽しむ若者などが大勢集まった。

　渋谷では、飲食店などでハロウィーンイベントが行われているため、２９日夕方以降、仮装した若者らが増え始めた。夜になり、人が歩道上にあふれ始めたため、警視庁は、車の通行に影響が出る恐れがあると判断し、２９日午後８時半頃、駅前の一部の道路を封鎖して歩行者に開放した。

　スクランブル交差点は人で埋め尽くされ、警視庁はＤＪポリスを出動させるなど過去最大規模の数百人態勢で警備に当たった。夜遅くなるにつれて、道ばたにはゴミや空き缶などが散乱。

　また２９日午後１１時半頃には、機動隊の車両の下に爆竹が投げ込まれ、付近は一時騒然とした。警視庁は近くにいた男性２人から事情を聴いている。

　渋谷駅前の交通規制は午前０時４０分に解除されたが、警視庁は明け方まで警備を続けるという。