京都大学 スー・チー氏に名誉博士号
来日中のミャンマーの事実上の最高指導者、アウン・サン・スー・チー国家最高顧問が、京都大学から名誉博士号を授与された。
アウン・サン・スー・チー氏は、1985年10月から約9か月間、京都大学で客員教授として、ビルマ独立運動などを研究していた。
今回の来日でも京都訪問を強く望んだというスー・チー氏。ミャンマーにおける民主主義の発展の功績をたたえ、山極寿一総長から名誉博士の称号が授与された。
スー・チー氏は、京都を再び訪れた喜びをユーモアを交えて語った。
スー・チー氏「東京では日本語をすっかり忘れていることに気づきました。でも京都に来たら、(日本語で)少し少しわかります」
このあと、京大生と平和とリーダーシップについてディスカッションに臨んだ。
スー・チー氏は、「うまくいかないと思ったことはなかった。できるという信念を持つことが大事」などと述べ、ミャンマーの民主化と経済発展などについて、熱心な議論が交わされた。