中国・習主席、スー・チー氏と会談
中国の習近平国家主席は19日、北京を訪問しているミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家最高顧問と会談し、ミャンマーの和平実現に協力する考えを示した。
習主席は会談で、両国の関係強化のためには政治がリーダーシップを強め、ハイレベルな交流を重ねるべきだと指摘。一方のスー・チー氏も、自らが率いる政党「国民民主連盟」と中国共産党が、交流を深めることに賛成すると応じた。
また、習主席は、ミャンマー新政権の最大の課題、少数民族との和平について、「中国も建設的な役割を果たしたい」と述べ、協力する考えを示した。
前日の李克強首相に続き習主席も会談に応じて、中国は今回もスー・チー氏を手厚く歓迎した。
ミャンマーとの関係を強化して、習近平政権が掲げるシルクロード経済圏構想「一帯一路」を推進させたい狙いもあるとみられる。