ミャンマーのスー・チー氏、中国首相と会談
中国を訪問しているミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家最高顧問と中国の李克強首相が会談し、経済面での連携を軸に両国の関係を強化することで一致した。
ASEAN(=東南アジア諸国連合)の域外で、初の外遊先として中国を選んだスー・チー氏は、18日、李克強首相と会談した。
中国の国営メディアによると、スー・チー氏は、中国を重視していると述べ、李首相は、今回の中国訪問を高く評価した。また、スー・チー氏は、新政権最大の課題である少数民族との紛争解決に向け、国境の少数民族に影響力を持つ中国に協力を要請した。
一方、李首相が、ミャンマーの前政権が凍結した中国主導のダム建設計画の再開を求めたことに、スー・チー氏は、両国の利益になる答えを探りたいとの考えを示したという。
双方は、エネルギー分野など経済面での連携を軸に関係を強化することで一致し、19日、スー・チー氏は、習近平国家主席と会談する予定。