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三笠宮さま「斂葬の儀」で最後のお別れ

2016年11月4日 18:14
三笠宮さま「斂葬の儀」で最後のお別れ

 先月27日に亡くなられた三笠宮さまの本葬にあたる「斂葬の儀」が行われた。

 三笠宮さまの柩(ひつぎ)を乗せた車列は4日朝、宮邸を出発した。車列は皇居の前を通って大勢の宮内庁職員らの見送りを受けた後、東京・文京区の豊島岡墓地に到着し、喪主で妃の百合子さまに伴われ、葬場にゆっくりと運び込まれた。午前10時すぎに始まった「斂葬の儀」には皇太子ご夫妻や皇族方が参列されたほか、安倍首相など582人が出席した。

 拝礼の際、百合子さまはまっすぐに祭壇を見つめながら近づき、静かに頭を下げられ、その後、皇族方のご拝礼がしめやかに行われた。天皇皇后両陛下は慣例により参列されていない。

 また、交流のあった歌手の石川さゆりさんの姿も見られた。昼前からは一般による拝礼も行われ、1300人余りが三笠宮さまをしのんだ。

 福田康夫元首相「(戦争で)ご自身で見聞きしたこともありますから、私どもの知らないこと(歴史)などをいろいろ教えていただきました」

 俳句の会で交流あった女性「とても俳句がお好きで、素直なとてもいいお句でした。ありがとうございましたという気持ち」

 ご遺体は火葬の後、夕方、墓所に納骨され、趣味の俳句を書き留めた俳句手帳や原稿用紙なども一緒に埋葬されたという。