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三浦弘行九段、指し手カンニング疑惑を否定

2016年11月7日 21:07
三浦弘行九段、指し手カンニング疑惑を否定

 日本将棋連盟から出場停止処分を受けているプロ棋士の三浦弘行九段が、自らのスマートフォンの解析結果を発表し、対局中に将棋ソフトを使った疑いを否定した上で、処分の撤回を訴えた。

 三浦九段は、対局中に中座しスマートフォンを使って将棋ソフトで指し手をカンニングした疑いがあるとして、出場停止処分を受けている。

 この問題について三浦九段は7日、自らのスマートフォンの解析を民間会社に依頼した結果、いわゆる将棋ソフトのアプリはインストールされていなかったと発表した。また、日ごとの通信データ量についても公表し、対局があった日にデータ量が少ないのは、スマホの電源を切っていたからだと主張した。

 その上で三浦九段は、将棋ソフトを対局中に使った疑惑を改めて否定し、「どうか私から将棋を奪わないで下さい」などと、出場停止処分の撤回を訴えた。

 この疑惑について日本将棋連盟は、弁護士ら第三者による調査を行い、事実関係を明らかにするとしている。