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東京五輪メダル材料にリサイクル金属活用へ

2016年11月9日 19:52

 2020年東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会は、選手に授与するメダルの材料に携帯電話など小型家電に使われている金属をリサイクルして活用する方針を明らかにした。

 東京大会で用意するメダルは金・銀・銅合わせて計5000個で、約2トンの金属が必要だとされているが、組織委員会は、その材料に携帯電話などの小型家電の金属をリサイクルして活用していくという。

 リサイクル金属をメダルに使って国民の環境意識と大会への参画意識を高めるこの試みは、オリンピック・パラリンピック史上初めての試みだという。回収方法やそのコスト、メダルにリサイクル金属を何割ほど使うかなどは、今後、検討するとしている。

 また、9日に行われた組織委員会の理事会では、遠藤利明・前オリンピック・パラリンピック担当相が組織委員会の副会長に選ばれ「会長代行」となることも発表された。

 スポーツ政策に長年携わってきた経験や調整能力を生かして、都や国との連携を強化することが期待されているという。

 さらに9日の理事会では、野球とソフトボールを福島県内で開催する方針が了承された。野球とソフトボールのメーン会場は、共に「横浜スタジアム」だが、予選の日本戦1試合ずつを福島市の「県営あづま球場」で実施する方向で現在、最終調整している。来週、世界野球ソフトボール連盟のフラッカーリ会長が来日し、「県営あづま球場」などを視察する予定で、来月初旬のIOC理事会で最終決定する見込み。

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