豊洲問題 市場関係団体が小池知事に要望書
東京・豊洲市場の移転延期をめぐり、築地市場の業者たちの団体が小池知事のやり方に疑問を呈し、改善を求める要望書を提出した。
築地市場の水産・青果・仲卸などの業者が加盟する「築地市場協会」の伊藤会長らは、14日、小池知事に対し、豊洲移転問題の対応についての要望書を提出した。伊藤会長は、1.移転延期発表以来、補償の問題がまったく前に進んでいない、2.小池知事やプロジェクトチームが移転反対派の偏った意見ばかり参考にしている、3.都庁の市場担当職員が機能していないなど、小池知事のやり方に疑問があると指摘し、憤りをあらわにした。
築地市場協会・伊藤裕康会長「まったく先が見えない、我々大混乱ですよ。不満なんです。もっと知事、本来の思ってらっしゃることをきちっとやってくださいと、これが私どもの願いです」
さらに伊藤会長は、「知事はリーダーシップを発揮し、市場関係者と共に解決の道を歩んでほしい」と求めた。