横田めぐみさん拉致からきょうで39年
北朝鮮による拉致被害者・横田めぐみさんが拉致されてから15日で39年になる。めぐみさんの両親は日本テレビの取材に応じ、解決に向けて「何も動かない」と語り、改めて政府の取り組みを求めた。
めぐみさん(拉致当時13)は1977年11月15日、北朝鮮の工作員に拉致され、39年になる。
めぐみさんの母・早紀江さん(80)「むなしくなっちゃってるんですよ、今もう。(11月が)また来たかという思いにもならないくらい。何か打ちのめされているような感じでね。(解決のために)ありとあらゆることを皆さんと一緒にしてきたわけでしょ。あと何をすることがあるんでしょうというくらいまでしてきて、でも何も動かない。私たちのことは見えない」
早紀江さんは政府に対し、「解決のためのいろんな知恵を出してもらわないと、時間がすぐに過ぎてしまう」と危機感をにじませた。横田さん夫妻は15日、めぐみさんが拉致された新潟市で開かれる集会に、自宅のある神奈川県川崎市から中継で参加する予定。