コクチョウの死骸から鳥インフルの陽性反応
秋田市の大森山動物園で飼育されていたコクチョウの死骸を検査したところ、鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出たことがわかった。
秋田県によると、秋田市の大森山動物園で15日午後、飼育していたコクチョウ1羽が死んだため、簡易検査を行ったところ、A型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出た。死んだコクチョウは園内の沼で飼われていたが、沼の工事のため、先月19日からは施設の中で飼育されていた。死んだコクチョウと施設の中で一緒だったほかのコクチョウ2羽とオオハクチョウ1羽は、簡易検査の結果、陰性だった。
秋田県では、動物園の周辺10キロ圏内の野鳥の監視を強化するとともに、北海道大学で、死んだコクチョウの詳しい検査を行う予定。動物園では、ほかの鳥類への感染防止対策をとるとともに、詳しい検査結果が出るまで休園することにしている。