熊本地震本震から7か月 断水続く地域も
熊本地震の本震から16日で7か月。3人が亡くなった熊本県南阿蘇村立野では、住民が犠牲者の冥福を祈った。
南阿蘇村立野の土砂崩れで60代の夫婦が亡くなった現場には、16日朝、仮設住宅などで避難生活を送る住民たちが訪れ、花を手向けた。
本震では、地区の上にある九州電力黒川第一発電所の貯水槽が壊れ、大量の水が集落まで流れたが、九電は「地震による不可抗力で、九電に過失はない」としている。
新所地区・山内博史区長「2人の命がそう簡単に賠償責任がないからと言って片づけられる問題ではないと思っています」「(地震から)半年だろうが一年だろうがその気持ちは全く変わっていない」
立野地域は本震から7か月を迎えた今でも全域で断水が続いている。また、357世帯が被災者生活再建支援法に基づく長期避難世帯に指定されている。