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無形遺産登録決定 各地で喜びの声続々

2016年12月1日 16:53
無形遺産登録決定 各地で喜びの声続々

 ユネスコ(=国連教育科学文化機関)の政府間委員会は1日未明、日本が提案する「山・鉾・屋台行事」について無形遺産への登録を決定した。

 ユネスコの無形文化遺産に登録されるのは、福岡市の「博多祇園山笠」や北九州市の「戸畑祇園大山笠」、佐賀県の「唐津くんち」など18の府と県の33の祭り。

 北九州市戸畑区では、戸畑祇園大山笠の関係者や北橋市長たちが登録の決定を祝った。

 北九州市・北橋市長「戸畑祇園大山笠の伝統を次世代に守り継いでいかなければと感じている」

 戸畑祇園大山笠は、無形文化遺産の登録を祝って今月4日に特別運行をする予定。今回の登録決定で日本の無形文化遺産は和食や和紙などに続き21件になる。

 また1日午前、滋賀県の「長浜曳山祭の曳山行事」の登録を祝うセレモニーも行われた。「曳山行事」は、260年以上前から伝わる伝統的な祭り。曳山に設けられた舞台で子供歌舞伎を奉納するのが一番の見せ場で、地元はお祝いムードに包まれた。

 長浜市民「こら最高やね」「息子2人も曳山に昔でたのでうれしいとおもいます」「うれしいです。すっごいうれしいです。とにかくうれしいです」

 今回の登録を受け、関係者らは3日にゆかりの神社に参拝し、祭りの継承を誓うという。