「山・鉾・屋台行事」無形文化遺産登録へ
ユネスコ(=国連教育科学文化機関)は日本時間31日夜、ことし審議される無形文化遺産の候補についての評価結果を公表し、日本が提案する「山・鉾・屋台行事」について登録がふさわしいと勧告した。来月末から行われる会議で正式に登録が決まる見通し。
無形文化遺産に登録される見込みとなったのは岐阜県の「高山祭」や佐賀県の「唐津くんち」など、日本国内で重要無形民俗文化財に指定される「山・鉾・屋台行事」33件。
ユネスコのホームページ上で専門家らで構成される評価機関による報告結果が公表され、日本の提案については「地域社会が山や鉾の保存に努めて、中には震災からの復興に役立っている行事もある」などとして無形文化遺産に登録されるのがふさわしいと勧告された。
来月28日から行われる政府間委員会ではこの勧告に基づいて審議が行われ「山・鉾・屋台行事」が無形文化遺産として登録される見込み。