世界文化遺産「熊野古道」が登録範囲の追加
ユネスコ(=国連教育科学文化機関)は24日、すでに世界文化遺産に指定されているいわゆる「熊野古道」について登録範囲の追加を認めた。
追加登録を認められたのは「熊野古道」として知られる和歌山、奈良、三重の3県にまたがる文化遺産、「紀伊山地の霊場と参詣道」で、24日、フランス・パリで開かれたユネスコの世界遺産委員会で承認された。
新たに登録されたのは和歌山県内の参詣道40.1キロで、2004年に熊野古道が世界文化遺産に登録された後の調査や研究によって経路が確認された。今回の追加で、登録される範囲は長さで13%、広さで2%程度大きくなり、新たに3つの市と町が世界遺産を持つことになる。