国連安保理「新たな制裁決議」目指す
北朝鮮が9日、5回目の核実験を強行したことを受け、国連の安全保障理事会は非難する報道声明を発表し、引き続き、北朝鮮に対する新たな制裁決議の採択を目指す方針を確認した。
緊急会合は9日、日本・アメリカ・韓国の要請で召集され、「北朝鮮の核実験は安保理決議及び核不拡散体制への明白な違反であり強く非難する」との報道声明を全会一致で賛成し発表した。
北朝鮮は、核実験や弾道ミサイル発射を繰り返し、国連決議に何度も違反しているため、安保理では日本などが求める新たな経済制裁などの決議採択を目指し引き続き協議が行われる見通し。
しかし、中国やロシアなどは、強い制裁に慎重な態度を示したとみられる。声明では「適切な措置をとる作業を直ちに始める」としているが、各国の足並みがそろうかがカギとなる。