文化遺産登録勧告受け 秩父市で喜びの声
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ユネスコ(=国連教育科学文化機関)は日本時間31日夜、ことし審議される無形文化遺産の候補についての評価結果を公表し、日本が提案する「山・鉾・屋台行事」について登録がふさわしいと勧告した。来月末から行われる会議で正式に登録が決まる見通し。無形文化遺産に登録される見込みとなった「秩父祭」が行われる埼玉県秩父市では、喜びの声が上がった。
埼玉県秩父市の「秩父祭」は、毎年12月に行われ、秩父市によると、300年以上の歴史があるとされている。ユネスコの勧告を受け、先月31日夜、秩父市役所では垂れ幕が掲げられた。
秩父市の久喜市長は記者会見し、喜びの言葉を述べるとともに、正式登録によって地域の活性化と観光客の増加を期待したいとした。