“恒久的な退位制度を”同級生語る陛下の声
天皇陛下が「退位」をめぐるお気持ち公表前の今年7月、同級生に電話をかけ、恒久的に退位できる制度を希望されていたことがわかった。
これは天皇陛下の小学校以来の同級生、明石元紹氏(82)が日本テレビの取材に明らかにしたもので、7月21日の夜、陛下から突然電話があったという。
明石氏「(陛下は)退位の問題についてはいろいろ今言われているけど、『これは僕としては随分前から実は考えていたもので、歴史的にいろいろ調べてみると、天皇が生前に退位するのはそんなに珍しいことじゃなくて、今自分がそういう(退位の)気持ちを持って臨んでも、そんなびっくりすることじゃないと思っていますよ』とおっしゃいました」
さらに陛下は「天皇は務めを果たせる人間がやるべきで、譲位は合理的な考え方だ」と話し、「将来を含めて可能な制度にしてほしい」と恒久的な退位の制度を望まれたという。
明石氏「当然これは自分だけの時代の話じゃなくて、次の代、次の代も制度としてそういうことにならないと意味がないといいますかね」
さらに「摂政」を置くことは大正時代に大正天皇、昭和天皇がそれぞれ不快に感じたとされる歴史に触れた上で強く反対されたという。