OECD学力調査 日本、科学と数学は1位
世界72の国と地域が参加した学力調査の結果が公表され、日本の高校1年生は科学と数学の分野では高い成績をおさめた一方、読解力が前回よりも低下したことがわかった。
この学力調査は、OECD(=経済協力開発機構)が3年ごとに実施しているもので、世界72の国と地域の15歳、約54万人を対象に、科学、数学の活用力と読解力の3つの分野で調査が行われた。
調査の結果、日本は参加したOECD加盟35か国中、科学は前回に引き続き、数学は前回の2位から順位を上げ、それぞれ1位となった。その一方で、読解力は前回の1位から順位を下げ加盟国内で6位となった。
文部科学省は、前回の調査時に比べて、日本の小中学生が新聞を読む割合が1割近く減ったことなどが読解力の低下につながっていると分析している。