霧島連山の硫黄山 噴火警戒レベル2に
気象庁は鹿児島と宮崎にまたがる霧島連山の硫黄山の噴火警戒レベルを火口周辺規制の「2」に引き上げた。硫黄山からおおむね1キロの範囲では小規模な噴火に警戒が必要。
霧島連山の硫黄山の周辺では12日午前11時過ぎから火山性地震が増えていて、現在も続いている。マグマや水蒸気の動きを示す火山性微動や山体の膨張を示す傾斜変動も観測され、今後小規模な噴火が起こる恐れがあるとして、気象庁は噴火警戒レベルを「2」に引き上げた。硫黄山からおおむね1キロの範囲への立ち入りを規制し、噴火に伴う大きな噴石に警戒するよう呼びかけている。
硫黄山は今年2月火山性地震が急増し、一時、火口周辺警報が発表された。噴火災害に備え噴火警戒レベルの運用が今月6日から始まっている。