阿蘇山で爆発的噴火 警戒レベル「3」に
熊本県の阿蘇山で8日午前1時46分ごろ、爆発的な噴火があった。気象庁は噴火警戒レベルを2から3に引き上げ、火口から約2キロの範囲に立ち入らないよう警戒を呼びかけている。
気象庁によると、熊本県の阿蘇山で8日午前1時46分ごろ、爆発的な噴火があった。気象庁によると、雲に覆われているため、噴煙の高さは分からないということだが、この噴火で、火口から1kmを超える広い範囲に噴石が飛んだ可能性があるという。
これを受け、気象庁は8日午前1時55分に、阿蘇山の噴火警戒レベルを2から3に引き上げた。
気象庁は、中岳第一火口から2キロの範囲で、立ち入らないように警戒を呼びかけている。また、大きな噴石などに警戒するよう呼びかけている。
気象庁は、8日午前4時から記者会見を開いて、説明をすることにしている。
火口から10キロほどにある阿蘇市のホテルの従業員は、NNNの取材に対し、「地震のような揺れと地響きがあった。揺れは一瞬でおさまった。現在、ホテルが全館停電していて、お客さんが部屋から出てきている」と話している。