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将棋連盟会長が辞任表明 三浦九段「残念」

2017年1月19日 2:18
将棋連盟会長が辞任表明 三浦九段「残念」

 将棋のプロ棋士が対局中に不正にソフトを使用した疑惑を巡って混乱したことの責任をとり、日本将棋連盟の谷川浩司会長が辞任することを明らかにした。

 日本将棋連盟・谷川浩司会長「将棋ファンのみなさま、主催者、協賛社のみなさま、そして、三浦弘行九段に誠意をお伝えするには、私が会長を辞任するのが一番という結論に至りました」

 谷川会長は18日に記者会見し、混乱の責任をとって会長を辞任することを明らかにした。

 日本将棋連盟は、去年、対局中に将棋ソフトを不正に使った疑いを指摘された三浦弘行九段を、一時出場停止処分としたが、第三者委員会が先月、証拠はなかったという結論を出した。

 三浦九段は「処分は不当だ」などと訴えていた。

 谷川会長の辞任について三浦九段は、「とても残念です。将棋ファンのためにも、早く将棋界が正常な状態に戻ることを願っています」とコメントしている。

 また、三浦九段の復帰戦は、来月13日に行われる羽生善治三冠との対局に決まったことも発表された。