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避難生徒に“菌いじめ” 教育委員会認める

2017年1月21日 18:35
避難生徒に“菌いじめ” 教育委員会認める

 福島第一原発事故のあと、新潟県下越地方に避難した中学1年生の女子生徒が、複数の生徒から名前に「菌」を付けて呼ばれ、いじめられていたとされる問題で、教育委員会が会見を開き、問題の経緯を説明した。

 この問題は、福島第一原発事故のあと福島県から避難し新潟県下越地方の中学校に通う1年生の女子生徒が、複数の生徒から名前に「菌」を付けて呼ばれ、いじめられていたもの。女子生徒は、今月6日から学校を欠席している。

 生徒が通う学校がある自治体の教育委員会は会見を開き、いじめがあったことを認めた。また、女子生徒が1学期に書いた作文でいじめを訴えていたにもかかわらず、教科担当の教諭が見落としていたことを明らかにした。この教諭は、校長とともに女子生徒の自宅を訪れ保護者に謝罪している。

 教育委員会はいじめに加わった生徒が「菌」と付けた理由について、「原発事故とは関連付けていない」などと説明している。学校は保護者を集め、問題の経緯を説明する。