県教育庁 沖縄前副知事の「口利きあった」
沖縄県の安慶田光男前副知事が、教員採用試験で口利きをしたと報じられ、23日に辞任した問題で、県の教育庁が「口利きはあった」と結論づけた。
この問題は、2015年の沖縄県の教員採用試験で、安慶田前副知事が特定の受験者を合格させるよう教育委員会の職員に働きかけたと報道され、安慶田氏が疑惑については否定しつつも、「県政を混乱させた」として、23日に辞任したもの。
教育委員会を所管する県の教育庁は24日、「受験生の氏名などが書かれたメモを安慶田氏から渡され、『よろしくお願い』と言われた」などと、「口利き」の具体的な内容を告発する手紙が当時の教育長だったOBから届いたことを明らかにし、「口利きはあった」と結論づけた。
安慶田氏の辞任後に不正が裏付けられたことで、翁長知事ら県執行部への責任が厳しく問われそうだ。