「改良すべき踏切」529か所発表 国交省
国土交通省は27日、いわゆる「開かずの踏切」など、事故の危険や交通に支障がある全国の改良すべき踏切529か所を公表した。
石井国土交通相は27日の会見で、全国の42都道府県にある529の踏切を「改良すべき踏切」として指定すると発表した。1時間のうち遮断時間が40分以上ある「開かずの踏切」のほか、事故が多発する踏切などが対象となっている。
今回指定されたうちのひとつ、東京・練馬区にある踏切では、長いときは1時間のうち約50分、遮断されているという。
国土交通省によると、踏切の事故で4日に1人が死亡し、死亡者の4割が65歳以上。指定を受け、鉄道事業者と自治体は2020年度までに安全対策をとることが義務づけられる。