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辺野古沖 本格的な海の埋め立て工事に着手

2017年2月6日 10:20
辺野古沖 本格的な海の埋め立て工事に着手

 沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設先とされる名護市辺野古沖で、防衛省は本格的な海の埋め立てに向けた工事に着手した。

 海の埋め立てに向けた本格的な工事が始まるのは初めてで、移設に反対する沖縄県の反発は必至。防衛省沖縄防衛局は「きょう(6日)午前8時40分に、辺野古沖にコンクリートブロックを投下するための作業を始めた」と発表した。

 辺野古沖には、ブロックを積んだ台船2隻と、クレーン付き作業船2隻、海底のボーリング調査を行う掘削船1隻がいて、6日朝から、クレーンがアームを伸ばす様子などが確認された。ブロックは埋め立て区域周辺に設置する汚濁防止用の膜を固定するためのもので、防衛省は重さ11トンから14トンのブロックを合計228個投下する予定で、併せて、1か所だけ残っていたボーリング調査地点の掘削を行う予定。