拉致被害者家族会「今年中の救出を」首相に
北朝鮮による拉致被害者の家族らが安倍首相と面会し、問題解決の見返りに北朝鮮への制裁を弱めることにも言及し、今年中の拉致被害者救出を求めた。
22日午後、安倍首相と面会した拉致被害者の家族らは「今年中の拉致被害者救出を求める」などと述べ、期限を切って一刻も早い解決を要望した。
被害者家族・飯塚繁雄代表(78)「もう緊急の場面ですよ、ということを強く訴えた」
横田めぐみさんの母・早紀江さん(81)「どれだけ頑張っても、どれだけ活動しても(解決に向けて)動いていかないという状況を何とも言えない思いで訴えた」
拉致被害者の「家族会」は今年で活動を開始してから20年を迎え、飯塚代表は、「見返りという言葉もあるが、日本が北朝鮮にかけている制裁を『てこ』として使い、北朝鮮を実質的な協議のテーブルにつかせるべく具体的な措置をお願いしたい」と述べた。