来月避難指示解除 飯舘村の復興考える催し
東京電力・福島第一原発事故から間もなく6年となるのを前に、来月、避難指示が解除される福島・飯舘村の復興について考える催しが東京で開かれた。
政府は、飯舘村全域の避難指示について、放射能汚染が特にひどく帰還困難区域になっている長泥地区を除き、来月末に解除する方針。
25日に都内で行われたワークショップには、飯舘村の村民や研究者ら約80人が参加し、避難指示が解除された後に村をどう復興していくか話し合ったほか、研究者が村の田畑の土壌調査などについて説明した。
参加した村民の1人は、「村に戻る人と戻らない人が分断されてしまった。新天地を切り開く気持ちで村に戻りたい」と話していた。
主催したNPOの「ふくしま再生の会」は、今後も村民への支援を続けていくという。