大隅さん「研究者の裾野広がるシステムを」
ノーベル生理学・医学賞を受賞した東京工業大学の大隅良典栄誉教授が授賞式から一夜明けた11日、スウェーデン・ストックホルムで記者会見を開いた。賞金約1億円の使い道について、研究者の裾野が広がるようなシステムをつくりたいなどと述べた。
大隅さん「面白い研究支援システムができたらいいなと。若い人が自由に研究できるお金もあったらいいし、リタイアした人が、もう少し研究したい人をサポートできるシステムがあるといい」
大隅さんは、賞金約1億円を研究者の裾野が広がるようなシステムづくりに使いたいとして、来年から本格的に活用方法を検討すると述べた。また、記念講演や授賞式など公式行事が目白押しのノーベルウイークは忙しい上に緊張が続く毎日だとして、大好きなお酒についてはこう述べた。
大隅さん「どこかで緊張しているので、帰ってゆっくりしたときに、あーおいしいなというお酒が飲みたいと思います」
大隅さんは改めて12日に記者会見を開いて、授与されたメダルと賞状を披露する予定で、13日、帰国の途に就く。