大阪府が現地調査 籠池理事長も立ち会い
大阪の学校法人「森友学園」を巡り、渦中の籠池理事長が9日午後、報道陣の前に姿を見せ、開校予定の小学校の必要性を改めて主張、大阪府からの認可を強く求めた。大阪・豊中市の建設予定地から読売テレビの尾坂健太郎記者が伝える。
9日午後2時に予定されていた大阪府による調査への立ち会いという形で、籠池理事長は建設予定地に姿を見せた。校舎へ入る前に報道陣を呼び、敷地内で持論を展開した。
大阪府によると、9日は籠池理事長と共に施設の視察と、直接、財務状況などのヒアリングを行う予定だった。大阪府の職員が予定通り入った後、30分ほど遅れて、報道陣に囲まれる形で校舎へ入った。
どんなやりとりがあったかについて、大阪府は9日午後、「トラブルがあったため、調査を打ち切った」とだけ発表した。この後、午後6時から大阪府庁でトラブルの内容や視察の評価などについて報道陣へ発表することになっている。
小学校の認可を巡っては様々な疑惑が浮上しているが、籠池理事長は学校を建設したい思いを訴えるのみで、核心に触れる答えはなかった。