×

震災から6年 宮城・南三陸町から中継

2017年3月10日 13:54
震災から6年 宮城・南三陸町から中継

 死者・行方不明者1万8447人を出した東日本大震災から11日で6年。宮城・南三陸町からミヤギテレビの加藤智也アナウンサーが伝える。

 南三陸町の中心部に移転開業した「南三陸志津川さんさん商店街」。震災で壊滅的な被害を受け、まさにゼロから進められてきた新たな町づくりの先陣を切り、オープンから1週間で町の人口の5倍以上の7万3000人が訪れた。一方、周辺では津波に備えた土地のかさ上げは進展したものの、新たな市街地の全体像が見えるまでにはまだ時間が必要だ。

 また、被災した沿岸部の多くの自治体では人口の減少が続き高齢化も進んでいる。南三陸町も例外ではなく、人口は約4分の3に減り、町の活力低下という課題に直面している。

 震災が拍車をかけた状況を打ち破るため、まずは被災地に人を呼び込むための取り組みが国を挙げて進められている。好調なスタートを切ったこの商店街もさらに多くの人を呼び、町おこしの筆頭になれるかはこれからが正念場となりそうだ。