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翁長知事 新たな辺野古工事差し止め訴訟へ

2017年3月16日 15:02
翁長知事 新たな辺野古工事差し止め訴訟へ

 沖縄県の翁長知事は、名護市辺野古沖で国が進める埋め立て工事について、今月末で一部、県の許可が切れるとして工事差し止めを求める新たな訴訟を起こす方針を明らかにした。

 これは翁長知事が記者会見を開いて明らかにしたもので、国が海底の地形を変更するのに必要な岩礁破砕許可の更新をせず工事を続けた場合、差し止めを求める訴訟を起こすとしている。

 岩礁破砕は3年前に前の知事が許可を出し今月末で期限を迎えるが、国は「地元の漁協が漁業権を放棄し、許可を求める必要がなくなった」として更新を申請しない方針を伝えていた。

 一方、沖縄県側は「工事を続けるには許可の更新が必要だ」と主張していて、辺野古埋め立てを巡る国と沖縄県の対立は新たな法廷闘争に発展する見通し。