名古屋城“木造化” 10億円予算案可決へ
およそ1年にわたり審議が続いていた名古屋城天守閣の木造復元計画について、22日、名古屋市議会は約10億円の先行予算案を可決することを決めた。
名古屋城天守閣の木造復元計画などを審議する市議会の委員会は、22日午後8時すぎに採決し、約10億円の先行予算案を賛成多数で可決した。議会側は市に対し、具体的な収支計画をつくるよう求めるなど、条件付きの可決となっている。
これまで3度にわたり結論を先延ばしにされるなど約1年にわたる審議の末の決定に、河村市長は「名古屋の宝ができる」と話した。
名古屋市・河村たかし市長「名古屋の宝。1000年後の子どもたちのために残せたことは、非常にいいことだと思います」
予算案は23日の本会議で正式に可決される見通しで、市は今後、2022年12月の完成を目指すことになる。