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17年度予算案衆院で可決 年度内成立確実

2017年2月27日 21:20
17年度予算案衆院で可決 年度内成立確実

 一般会計の歳出総額が過去最高となる、2017年度予算案が衆議院で可決され参議院に送られた。これにより予算案の年度内成立が確実となった。

 一般会計の歳出総額が、過去最高の97兆4547億円となる来年度予算案は、27日夕方、衆議院本会議で採決され民進党や共産党などは反対したが自民、公明の与党などの賛成多数で可決された。今年度補正予算案には賛成した日本維新の会は、文部科学省の天下りあっせん問題に対する政府の対応が不十分であることなどから、来年度予算案には反対した。

 予算案の衆議院での審議は、文部科学省の天下りあっせんや南スーダンPKOへの自衛隊派遣、また、学校法人森友学園をめぐる国有地払い下げ問題などが浮上し波乱含みだったが与党ペースは崩れなかった。

 予算案の2月中の参議院での審議入りは18年ぶりで、憲法の規定により年度内に成立することが確実となった。