第三次補正予算案、衆院本会議で可決
1兆7000億円余りの赤字国債を追加発行することなどを盛り込んだ今年度の第三次補正予算案が、27日の衆議院本会議で可決され、参議院に送られた。
今年度の第三次補正予算案には、災害対策費として1900億円余り、防衛装備関連予算約1700億円のほか、税収の落ち込みを受け1兆7000億円余りの赤字国債を追加発行することなどが盛り込まれている。
採決で民進党や共産党などは、「7年ぶりに年度途中で赤字国債の追加発行せざるを得なくなったという異常事態にもかかわらず、安倍政権は経済財政運営に全く反省する様子を見せていない」などとして反対したが、自民党・公明党・日本維新の会の賛成多数で可決された。
補正予算案は参議院で30日から安倍首相が出席して審議される予定で、政府・与党は31日の成立を目指している。