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2017年度予算案 衆院予算委で可決

2017年2月27日 16:02
2017年度予算案 衆院予算委で可決

 一般会計の歳出総額が過去最高となる2017年度の予算案が衆議院予算委員会で可決された。27日の夕方に行われる本会議でも可決され、参議院に送られる見通し。

 予算案の審議は文部科学省の天下りあっせんや森友学園をめぐる問題などが浮上し波乱含みとなったが、与党ペースは崩れず予算案の年度内成立は確実な情勢。

 自民党・宮下一郎議員「平成29年度予算は、経済財政再生計画の2年目にあたる予算として、アベノミクスをさらに前へ進め、経済再生と財政健全化の両立を図るものになっていると考えます」

 民進党・小川淳也議員「森友学園への国有地売却について、これは違法、不当、不適切な国民の資産の実質贈与ではないのか。教育内容の特異さ、総理夫人の関与等を含め、疑惑は深まるばかりであります。中途半端な幕引きは絶対に許されません」

 討論のあと、一般会計の歳出総額が過去最高の97兆4547億円となる来年度予算案が採決され与党の賛成多数で可決された。夕方の本会議でも可決され、参議院に送られる見通しで、2月中の参議院での審議入りは18年ぶりとなる。

 野党は参議院でも森友学園をめぐる問題などについて引き続き追及する考えだが、予算案は、憲法の規定により年度内に成立することが確実となる。