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5年連続過去最大 来年度予算案を閣議決定

2016年12月22日 10:36
5年連続過去最大 来年度予算案を閣議決定

 政府は22日午前に行われた閣議で、総額97兆4500億円にのぼる来年度の予算案を決定した。国の予算案は5年連続で過去最大となる。

 この中には、保育士や介護士の処遇の改善、そして返済の必要がない奨学金の創設といった安倍政権が掲げる「1億総活躍社会」の実現に向けた予算が盛り込まれた。また、政府は、賃金アップや非正規の労働者を正社員にする企業を支援するなど「働き方改革」に約2000億円を投じる。こうした政策に使われる経費は約58兆3600億円となり、今年度に比べ5300億円の伸びに抑えられた。

 政府は、財政の健全化に向けた目標はひとまず2年連続でクリアすることになる。ただ、新たな借金は34兆3700億円ほどと一般会計の3分の1以上を占め借金頼みの状況が続く。