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帯広信金の看板落下 全33支店で点検へ

2017年4月10日 19:13
帯広信金の看板落下 全33支店で点検へ

 北海道帯広市で10日朝、重さが約2トンある看板が歩道に落下した。老朽化と強い風が原因とみられている。

 10日午前8時20分ごろ、落下した帯広市東2条南10丁目の帯広信用金庫東支店の看板。警察によるとけが人はいなかった。

 落下した看板は縦約6メートル、横約2メートル、重さは約2トン。高さ約10メートルの支柱の上に固定されていたが溶接部分から折れていた。

 帯広信金によると3年に1度、看板の定期点検を実施していて2015年11月の点検で異常はなかったという。看板落下をうけて周辺支店でも緊急点検が始まり、作業員が高所作業車に乗り込み一つ一つ看板の部品をたたくなどして入念に点検していた。

 帯広信用金庫・山崎真一主任調査役「早ければ今週中にすべての店舗の確認ができるので、なるべく早く安心してもらえるよう、点検を終わらせたいと思っている」

 帯広信金は、まず職員が目視で点検したあと、33ある支店全てで順次業者による点検を実施するとしている。

 帯広市内には10日午前4時半ごろから強風注意報が発表され、看板が落下する直前には瞬間風速12.5メートルを観測していた。朝から続いた強風と看板の老朽化が落下の原因とみられている。