現地警察 DNAサンプル“近く入手確信”
北朝鮮の金正男氏が殺害された事件で、マレーシアの警察長官が7日、会見を行い、遺体引き渡しの前提となる身元確認のための家族のDNAサンプルについて「近く手に入ると確信している」と強調した。
この事件をめぐっては、マレーシア警察などが金正男氏の遺体の引き渡しには、家族のDNAサンプルによる身元確認が必要であるとの認識を示している。これまでDNAサンプルの入手作業は難航していたが、マレーシアの警察長官は7日の会見でその入手に自信を示した。しかし、家族がマレーシアを訪問するのかどうかなど、具体的な方法については明らかにしていない。
一方、警察が行方を追っている北朝鮮大使館のヒョン・クァンソン二等書記官ら3人については、3人ともマレーシアの北朝鮮大使館内にとどまっているとの見方を示した。