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倒壊建物閉じ込め、8割が1階で…熊本地震

2017年4月13日 18:01

 発生から14日で1年となる熊本地震で、倒壊した建物に閉じ込められ警察に救助された人の8割近くが、当時1階にいたことが警察庁の分析でわかった。

 警察庁によると、熊本地震で警察は111の現場で救助活動を行ったが、うち48戸の建物が倒壊していて、すべて木造建築だったという。このうち、警察が主導して救助を行った39戸を分析したところ、救助された60人の8割近くにあたる47人が1階で被災していた。42人は60歳以上だったという。

 警察庁は、大地震が起きた際には、木造建物が倒壊し被災者が天井や梁(はり)などに挟まれるケースが多いとの分析結果をまとめ、今後、救助訓練などに反映した上でより迅速で適切な救助活動を行いたいとしている。