アスクル火災 防火シャッター6割超に問題
今年2月、埼玉県三芳町にあるオフィス用品通販大手「アスクル」で起きた火災で、防火シャッターの6割以上が正常に閉まっていなかったことが分かった。
「アスクル」の倉庫で起きた火災は、出火から12日間燃え続け、約4万5000平方メートルが焼けた。国土交通省などが、激しく燃えた2階と3階部分の防火シャッターを調査したところ、6割以上にあたる約80か所のシャッターが正常に閉まっていなかったという。
このうち、全く動かなかったものは約60か所あり、商品を運ぶコンベヤーなどの障害物により、閉まらなかったものが約20か所あった。
全く動かなかったものについては、火災によって配線がショートしたことが原因とみられ、国交省などは、配線の防火対策を検討していくことにしている。