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北ミサイル 石川の漁業関係者に不安広がる

2017年5月29日 21:57
北ミサイル 石川の漁業関係者に不安広がる

 北朝鮮が29日、またミサイルを発射した。日本の排他的経済水域(=EEZ)内に落下したとみられ、日本海で操業していた石川県内の漁業関係者からは不安の声が上がっている。

 日本政府によると、29日午前5時40分頃、北朝鮮が東部の元山付近から日本海に向けて弾道ミサイル1発を発射。日本の排他的経済水域内に落下したと推定している。

 ミサイル発射の情報を受け、石川県庁の危機対策課でも職員が対応に追われた。具体的な被害や影響はなかったということだが、実はミサイルが発射された時間、排他的経済水域にある漁場「大和堆」では金沢港を拠点とする底引き漁船2隻が操業中だった。さらに別の2隻の船も大和堆に向かっていたという。

 当時操業していた鳥井淳二船長「ちょうど操業している地域みたいで、横に落ちたら怖いなと思う」「そこに行かないと漁ができないので、日本の国ががんばって、ミサイルを撃たないようにがんばってほしいです」

 石川沖では来月からイカ釣り漁も始まることになっていて、警戒感が高まっている。