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文科省 加計文書流出うけ新入職員に研修へ

2017年7月21日 20:14

 加計学園の獣医学部新設をめぐる省内の文書が外部に流出したことをうけて、文部科学省は、今後、新入職員に文書作成や機密の扱いについての研修を行うなどとした改革案をまとめた。

 文科省は、退職した職員の天下りあっせん問題をうけて、内部のチームを作り、省としての改革案を検討していた。21日にまとまった改革案では、天下りの規制担当部署を作り、人事慣行を見直すとした。

 また、獣医学部開設をめぐる文書が外部に流出したことをうけ、これまで、仕事の中で覚えていた文書作成や機密管理について、新入職員向けの基礎研修を導入するとしている。

 義家副大臣「忙しさにかまけながら(若手職員が)スキルを身につけないまま現場で責任を負わされるのでは無責任と若手から(意見が)出た」

 さらに、上司と部下が業務の進め方などについて意識を共有する必要があるとして、各課長が、「課長 愛の十則」といった方針を部下に示すことを提案していて、こうした方策で、失った信頼の回復に努めたいとしている。