新燃岳が噴火 2013年以来のレベル3に
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11日朝、鹿児島県と宮崎県にまたがる霧島連山の新燃岳が約6年ぶりに噴火した。気象庁は午前11時すぎに噴火警戒レベルを3に引き上げた。
新燃岳は11日午前5時34分頃に噴火し、噴煙が火口の上空300メートルまで上がった。新燃岳の噴火は2011年9月以来、約6年ぶり。
先月から火山性地震が増え、今月5日に噴火警戒レベル2が発表された新燃岳。11日の噴火を受け、気象庁は午前11時すぎに噴火警戒レベルをさらに引き上げ、入山規制の「3」を発表した。レベル3は2013年10月以来。
風下では小さな噴石に注意が必要で、新燃岳につながる登山道はこれまで同様、利用できない。
6年前の噴火では建物のガラスが空振で割れる被害が出た。噴火警戒レベル引き上げの一報を受けて、地元の旅館の方は「営業中止の可能性もある」と心配そうに話していた。