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外濠公園の不審物は「信号炎管」 一時騒然

2017年11月13日 15:10
外濠公園の不審物は「信号炎管」 一時騒然

 13日正午前、東京のJR市ヶ谷駅近くの公園で缶に棒がくくりつけられた不審物が見つかり、警視庁の爆発物処理班が出動するなど一時騒然とした。

 警視庁によると、13日正午前、東京・千代田区の「外濠公園」で「不審物がある」と通行人が近くの交番に届け出た。警察官がかけつけると、公園の木の根元の辺りに高さ20センチほどの缶が置かれていて、黄色い棒のようなものが粘着テープでくくりつけられていたという。

 警視庁は、付近の立ち入りを規制するとともに、爆発物処理班を出動させ調べたところ、公園に置かれていたものは、「信号炎管」と呼ばれる、鉄道で非常時に列車に停止信号を送るための道具だった。中には発煙筒も入っていたが、使用できない状態だったという。

 警視庁は、「信号炎管」が置かれた経緯などについて、今後調べるとしている。