上野動物園のジャイアントパンダの赤ちゃん・シャンシャンの一般公開が１９日午前９時４５分からはじまった。現場から久野村記者が伝える。

シャンシャンの一般公開は午前９時４５分からはじまった。パンダ舎の前には、抽選で１組目にあたった人々がシャンシャンの姿を心待ちに行列をつくっている。

１９日朝の様子を映した映像では、好奇心旺盛なシャンシャンは、木の上に登ってみたものの下りられなくなったのか木の上でもじもじと動いていたが、それを心配するように窓越しにシンシンが立ち上がり、シャンシャンの様子を見守っていた。

シャンシャンは１８日に初めて飼育員以外の人を前にしたが、おびえたり神経質になったりした様子もなかったので、園の方々は「安心した」と話していた。

開園は午前９時半からだが、７時半ごろには待ちきれない人が訪れはじめ、遠くは奈良から来た人もいた。

来園者「楽しみです。木登りしているといいなと思います」「早く見たい気持ちがアドレナリンを出して、この時間にやって来ました」

シャンシャンの観覧は５グループに分けて行われ、１グループ最大４００人。最初のグループは観覧開始１５分で１７０人が訪れているという。

観覧の注意点として、園は、フラッシュでの撮影や走ったり大きな声を出したりすることはやめてほしいと呼びかけている。

１８日は正午前に寝てしまったシャンシャン。起きている姿を見られるかはシャンシャン次第ということになる。