蔵王山 火山性微動3回、地震4回観測
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宮城県と山形県にまたがる蔵王山で小規模な噴火が起きる可能性があるとして、気象庁は30日午後、噴火警戒レベルを「2」に引き上げた。
気象庁によると、宮城県と山形県にまたがる蔵王山では28日夜から30日午後にかけて、地下の熱水などの動きを示す火山性微動が相次いだため、気象庁は、小規模な噴火が起きる恐れがあるとして、噴火警戒レベルを火口周辺の立ち入りを規制する「2」に引き上げた。
蔵王山では30日、火山性微動が3回、地震が4回観測され、山の南側が膨張する傾向が続くなど、火山活動が活発な状態が続いているという。
気象庁は、噴火が想定される「馬の背カルデラ」から約1.2キロメートルの範囲では、飛来する大きな噴石に警戒するよう呼びかけている。