新燃岳で噴火発生か…宮崎県で火山灰の情報
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鹿児島県と宮崎県にまたがる霧島連山の新燃岳で、1日午前11時ごろ、噴火が発生したもよう。
気象庁によると、1日午前11時ごろ、宮崎県高原町で火山灰が降っているとの情報が寄せられたことから、新燃岳で噴火が発生したとみられるという。
新燃岳では1日朝からマグマの動きなどを示す火山性微動が発生し、正午現在も振幅が増大しながら続いている。継続的な火山性微動が観測されたのは、去年10月21日以来。火山性地震も増加の傾向にあり、振幅のやや大きな地震も時々発生しているという。
気象庁の職員が調査に入り、ガス観測や降灰状況の確認を行うことにしている。
新燃岳は去年10月11日に6年ぶりに噴火し、噴火警戒レベルが入山規制の「3」に引き上げられた。気象庁では、火口からおおむね2キロの範囲では大きな噴石に警戒するよう呼びかけている。