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「健康寿命」男女とも過去最長に

2018年3月9日 14:21

健康で生活できる期間、「健康寿命」が男女ともに過去最も長くなり、健康なまま長生き、という傾向が進んでいることがわかった。

「健康寿命」は、健康上の問題がなく日常生活が送れる期間を示すもので、厚生労働省の研究班が、おととしの調査を基に算出した。その結果、男性の健康寿命は72.14歳、女性は74.79歳で、男女ともに、過去最長になったという。

都道府県別では、男性は、山梨、埼玉、愛知県の順で、女性は、愛知、三重、山梨県の順で長く、一番短いのは、男性は秋田県、女性は広島県だった。

また、平均寿命と健康寿命の差は、介護が必要になるなど、「不健康な期間」を表するが、男女ともに前回より短くなり、男性は8.84年、女性は12.35年だった。

研究班は、生活習慣の改善に加えて、高齢になっても働くなど社会生活への参加が健康寿命を延ばしたとみている。