首都直下地震に備え…住宅密集地で消火訓練
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首都直下地震などに備えて、住宅密集地の住民たちが消火訓練を行った。
訓練が行われたのは、東京・葛飾区の木造住宅が密集する地域。地震で住宅火災が発生し、消防隊がたどり着けないという想定で、住民らは200メートル離れた防火水槽からホースを伸ばして、消火に使う水を確保した。さらに、がれきを乗り越えられる葛飾区の水陸両用車で細い路地にもホースを送り、周辺の住宅に延焼しないよう迅速に消火した。
首都直下地震では、多数の火災が同時発生し、消防隊の到着が遅れることが予想されるため、消防署はこうした地域住民の取り組みが重要だとしている。